犬と「あいさつ」すると病気になる?

こんばんは。日田一です。


あなたは、犬とのあいさつはしていますか?

それはどのような方法ですか?


もし、あの方法なら、、、

あなたは病になるかもしれません。


あの方法とは?


愛犬を飼うと好きが高じて

知らず知らずに

愛犬が口の周りを舐めてきますよね。


これが、愛犬の飼う主に対する「あいさつ」です。


犬が口を舐める行為の理由は以下の2つがあります。

・子犬が母犬に食べ物をねだるとき

・その相手に服従していることを表す


これらに共通していることは、『あなたに従います』

と言う行動から舐めています。


人の口を舐める行動の意味は理解できたと思いますが、

だからと言って、人の口を舐めさせるのは危険です。


と言うのも『人畜共通感染症(ズーノーシス)』の原因になるからです。

人畜共通感染症とは、名前の通り「犬から人間が感染する病気」のことを言います。

またその逆もあって、人間から犬に感染するものもあります。


意外と知られていないことですが、身近な愛犬から

感染する病気もあるのです。


人畜共通感染症のうち、犬からの感染症に

昔から聞いたことはあると思いますが

狂犬病があります。

この病気は人に感染します。

だから、狂犬病の予防接種は法律で定められていますよね。


人畜共通感染症の感染方法は次の方法で感染します。

咬傷感染、飛沫感染、接触感染、そして経口感染です。


あと、あまり知られていない病気として

パスツレラ症があります。


パスツレラ症とはパスツレラ菌の感染により、

30分~2日で皮膚症状、呼吸器症状になる病気です。

パスツレラ菌保有率は非常に高くて、

犬は約75%、猫は約100%が

口腔内常在菌として保有していると言われています。


その状態で、口の中まで舐められたら、、、

もう想像ができますよね。


健康な大人の人がすぐに感染する、という訳ではなく

高齢の方や子供で、免疫力が弱っていると危ないです。

状況によっては、一言では言えませんからね。


同じ哺乳類とは言え、食性も違うし

生態も違いますよね。

となると、保有している菌も違うし

それが有益なのか、病気の原因になるかも

違ってくるのは分かりますよね。


数年前の、狂牛病や鳥インフルエンザなど

聞き覚えがあるでしょう。

また、それらがどういう事になるかも

想像できますよね。


しかし、人によっては

うちの子は家族だから、

安全なモノや、同じもの食べてるから

大丈夫!と根拠の薄いことを信じている方もいます。


でも、それよりもっと分かりやすいのが

ワンコなどは、体調にもよりますが

自分の肛門やオシッコ後に陰部を舐めます。


それを知らずに、そのまま舐められても

口を舐めさせるでしょうか?

舐めさせたとして、拭かずにいられるでしょうか?


ほとんどの方は、無理でしょう。


なので、いろいろな病気から

飼い主や家族、ワンコも病気にならないように

口を舐めさせるときは、上下の唇を噛んで

唇から口の中を舐めないようにさせましょう。


そうすることで、ワンコのあいさつは可能にして

舐められた後は、その状態でハンカチやタオルで

口の周りを拭きとってください。


これで、双方とも病気にならずに

ワンコ生活が楽しめるでしょう。


あいさつは、大事なスキンシップなので

やった方がいいですが、どうしても嫌だ!

そう思う方は、無理してあいさつに付き合わなくても

いいんですよ。


口を手で塞いで、舐めさせてもOKです。

またその一歩手前、舐めても届かないところで

あなたが両手で押さえてもOKです。

ワンコは、あなたにあいさつの行動をしたと

認識しているので大丈夫なのです。


他にも病気はいろいろあるので

ご自分で調べてみることをおススメします。


その理由は、そういう意識を自分で持たないと

過剰な接触をして、自分のみならず他人や

愛犬に病気をうつす原因にもなりかねないからです。


これを読んでも、これまで通り

愛犬が口を舐める「あいさつ」ができますか?




犬と楽しく暮らす。

ワンコと楽しく暮らすための情報をお伝えします。

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